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《 レッスン3 》 覚えるべき手役講座

この講座では、これは絶対に覚えておけ!という必要最低限の役を紹介します。


麻雀で和了りやすく、汎用性の高い役だけ覚えておけば、
和了った時に、他の役との複合形になっていることも多く、
こと、ネット麻雀では、役のない形で和了りボタンを押しても誤ロンにならないので
和了りやすい役と、変則的な役だけを最低限覚えておけば、 とりあえず、勝負出来るということです。


まずは、平和(ピンフ)から見てみましょう。




≪ 平和(ピンフ) ≫

    or  ツモ、及び、ロン

非常に当たり前な役なので、拍子抜けした方もいるかもですが、 シンプル・イズ・ベストです。

麻雀でピンフで使えない牌が少ないという点と、リーチがかけられる点、ドラや赤牌も有効利用しやすく
他のいろいろな役と複合させて、高得点を狙いやすいのです。

また、 テンパイ単騎待ちの1順目のツモ率が、2.2%なのに対して、リャンメンは5.9%
その後、10順目までにツモる確率は、前者は20.0%なのに対して、後者は45.5%にもなります。
※一枚も河に捨てられていない状態での計算です。

ピンフはかなり優秀な役です。ピンフの完成確率では三局に一回ですので
狙える時は積極的に狙ってみましょう。




≪ タンヤオ ≫


    or  ツモ、及び、ロン

続いて、タンヤオです。
各色の1,9牌、と字牌以外の牌を、フル活用出来ますので和了りの確率も高く
厳密には多少確率が下がりますが、ピンフと同じく三局に一回の完成確率です。

また、リーチやドラ、その他の役との組み合わせも多く
ピンフには出来ない、鳴いて役を完成させることも可能(食いタンありの場合)なので
相手の捨て牌を有効活用しましょう。

問題は、鳴いた場合の手役の安さで、
その他の複合役があっても そのほとんどの手役の飜数が下がってしまうのが難点です。

食いタンあり限定の話ですが、中張牌のドラが1枚以上あれば、
積極的に鳴いてダンヤオを狙ってもいいかもしれません。
ただし、いつも同じことをやっていても雀力レベルを疑われますので注意です。

出来れば、タンヤオも最終形リャンメン待ち以上になるように心がけましょう。




≪ リーチ ≫

メンゼンで、テンパイをすれば、リーチがかけられます。
当たり前のことですが、結構重要です。

一発や裏ドラも期待出来、かなり優遇された役です。
手役がなくても、ドラや赤牌が重なっていたりすれば、リーチはかけたい!と思うものです(笑)

初心者によくありがちなのが
あと1枚で和了れるからリーチというリーチ宣言する人がいますが、
相手の手牌や、捨て牌から、自分の待っている牌がどれだけ残っているか分かるのでしょうか?

カンチャンやペンチャン、単騎で強引にリーチするのはお勧め出来ません。

例えばこの形



の単騎待ちですが、ここでリーチするのはどうでしょうか?

答えは×です。

この後に、 が入れば、 を切り、  待ちのピンフに変化しますし

が入れば、 を切り、   と3面待ちのピンフになります。

また、 が入れば、 を切り、タンヤオも狙えます。

待ちがリャンメン系になると、ツモ率が格段に上がりますので、
テンパった⇒リーチボタンが点滅した⇒リーチするという
ネット麻雀考えでは、 いつまでも初心者を抜け出せません。


順目にもよりますが、最高の最終形として

  ツモorロン

という形も考えられますので、早い順目でリーチ出来る形になっても
今一度、呼吸を整えてみると、いろいろな方向性がある場合もあります。


相手の手のスピードが分からなくても、早々なリーチで後々不利になる可能性を考えれば
少し待って、安定したツモ和了りを狙える形にしてからのリーチが理想形です。

また、リーチは、4回に1回の完成確率です。




≪ 役牌(飜牌) ≫

東場、および、東家 … 

南場、および、南家 … 

西家 … 

北家 … 

三元牌 …   

上記のひとつが揃えば、あとは、メンツが3つ、雀頭が1つあれば、和了りというお手軽さのある役です。

ドラ絡みスピード重視の麻雀スタイルが好まれる現在の状態において
一番お手軽で、且つドラや、他の手役とも複合しやすいという利点から
かなりの対局で和了りが見られると思います。

なので、配牌などで単独で1枚だけある役牌を切る順番というのは重要です。


これは、自分が和了るための話ではなく、孤立した字牌を捨てていく順番の話ですが、

相手がトイツになる前に、早めに切る」という考え方と

相手の手にトイツである可能性があるからギリギリまで切らない」 という考え方があるのですが

個人的には、後者の、「相手にトイツである可能性があるからギリギリまで切らない」をメインにやっています。

自分の手の進行にもよるのですが、自分の手が固まっていない状態で、
相手に有利になる方法を 取るというのは、ちょっと気になります。

「偶然相手が持っていたからポンされた」というのは、なんとなく無責任に聞こえるんですよね^^;
まあ、相手がポンしたからといって、どれくらい手が進行しているかは分かりませんが
その無責任な行動によって、他の対局相手も急がされます。
これを利用した戦術には、「自分が勝っている時は相手の手を安くする方法を考える」や
「早く安くさせ軽く流してもらう」など、考えられると思います。

もちろん、場の状況というのを考えられないうちは、そういったこともなかなか難しく
それらも考え方次第で、鳴かせたらテンパらせてしまい振り込んでしまったらドラが3枚もあったとか、
ポンさせなかったら、メンゼンでデカイ手を和了られたという場合もあり、
一概にどちらがいいか微妙な部分があるんですけどね。

この辺りは、何回か同じパターンで繰り返し検証して、自分が納得したスタイルで切るというのがいいと思います。

また、風牌の切る順番は、北 → 西 → 南 → 東 の順番が理想です。
東や南を後にするのは、卓の順目の関係です。三元牌はどれからということは気にしなくてもいいと思います。
裏ドラになる確率から言えば、厳密には切る順番というのはありますが、気にするほどのことではありません。

と、話は脱線しましたが、役牌というのは、鳴いてもお手軽な上に、
鳴かずともある程度防御にも向いている形なので、
配牌で役牌に使用出来る字牌が二枚あった場合は、
役牌を中心に手役を考えてみるのも いいかと思います。




≪ 七対子(チートイツ) ≫

    ツモorロン

麻雀の和了り役の中で、国士無双 と並んで、不思議な手役です。
すべてが2枚ずつで、必ず単騎待ちしかないという手役です。

対々和とチートイで迷ったら、チートイを狙えと言われるほど、七対子は安定した手役です。
対々和は、4枚しかない牌を3枚ずつ利用しないといけないのに対し、
七対子は、4枚の牌を2枚ずつ使用し、相手の和了り牌を止めることもよくあるからです。

また、相手のリーチに対して、トイツの一部を安全牌として捨てて回しても
またテンパイに復帰する確率も高く、その点でも安定していると言われます。


でも、だからといって、七対子を最初から目指すのはお勧め出来ません。
対々和を狙う形になってきたら、鳴くのを我慢した方が、和了り確率は上昇という感じですね。

狙える確率は、七対子は7.0%に対して、対々和は1.1%
現在の計算はもっと複雑になってる可能性はあります。




≪ 混一色(ホンイーソー、ホンイツ) ≫



清一色と並んで、見た目が派手でかっこいい役に混一色があります。
メンゼン良し、鳴いて良し、だけど、手がバレやすいのが難点な役です。
また、鳴いてしまうと、役牌やドラが絡んでいないと、極端にさびしい思いをする役でもあります。

好んで狙う人もいますが、テンパイ&和了りまでの確率は5.9%くらいしかありません。


攻撃的な混一色は、相手をけん制する意味では大きく、手が早そうに見えて実は…
といった使い方も出来るのがおもしろいところです。

でも、こればかりを狙う人は、負け組と言われるかも…


確率としては、配牌で、単色+字牌が8枚以上なら積極的に狙っていけるようです。


また、これは余談ですが
清一色を狙う場合の配牌枚数は、一色9枚以上です。




≪ 国士無双(コクシムソウ) ≫



最後に、役満をひとつあげておきます。

他の手役の中では、この役ほど、稀な形はなく、
また、麻雀の牌の組み合わせとして、異質な手役です。

しかも、役満の中では、大三元、四暗刻と並んで、狙いやすい役満とされています。

配牌で9枚以上ある場合の和了り率が高いのですが、その分リスクもあり
結構、9種9牌で、流してしまう人も多いです。

でも、よく考えてみると、とりあえず狙ってみて、相手の方が早かったり、
終盤でテンパれなかったとしても、安全牌の宝庫となるので、
案外、流してしまうのは損なのかもしれませんね(笑)




≪ とりあえず忘れてくださいの役 ≫

一盃口、一気通貫、混老頭、三色同刻、三槓子、二盃口
役満では…四槓子、字一色、四喜和、清老頭、九連宝燈

これらは、狙っただけの点数を得られませんし、和了り率も低いです^^;
おいおい、覚えていってください。
これでも覚えることが多すぎると思われる方は、三色同順も忘れてください。

基本役の一覧はこちら


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